アウグストゥスブルク宮殿

  
ヨーロッパにおける世界遺産の名称と、その場所や遺産価値などを紹介しています。また、ヨーロッパに関する豆知識なども
掲載して行きますので、ヨーロッパについてもっと興味をもって頂き、身近に感じて頂く事ができたら幸いです。
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アウグストゥスブルク宮殿


 登録範囲
ブリュールのアウグストゥスブルク宮殿と別邸ファルケンルスト。
 場 所
ドイツ/ノルトライン・ヴィストファーレン州

〜遺産価値について〜
ケルンの南およそ12kmに位置するブリュールのアウグストゥスブルグ宮殿は、ケルン大司教クレメンス・アウグストが、1725年に建設を命じた別荘宮殿です。別の建築家が完成させた質素な宮殿を、宮廷建築家フランソワ・ド・キュビィイエが、1728年より40年に及ぶ改築工事によって現在の姿にしました。フランスのロココ様式を基本としつつ、ストゥッコ装飾を多用して造られた室内空間は、ドイツ・ロココ様式の先駆けと言われ、その後のドイツの宮殿建築に大きな影響を与えました。階段室を手がけた建築家バルタザール・ノイマン、バロック様式の庭園を造った造園家ドミニク・ジラールなど、当時を代表する芸術家たちが名を連ねています。ファルケンルストは、アウグストゥスブルク宮殿より約2kmの場所に建つ別邸で、鷹狩を行う際に使うためのものです。建築は、アウグストゥスブルグ宮殿と同じ、キュヴィイエ設計により建てられました。




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