ストーンヘンジ、エーヴベリーの巨大遺跡

  
ヨーロッパにおける世界遺産の名称と、その場所や遺産価値などを紹介しています。また、ヨーロッパに関する豆知識なども
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ストーンヘンジ、エーヴベリーの巨大遺跡


 登録範囲
ロンドンの約130km西のストーンヘンジ、そこから北30kmのエーヴベリー、
ならびにシルスベリー・ヒル、ロング・バロウなど周辺の巨大遺跡群。
 場 所
イギリス/イングランド、ウィルトシャー州

~遺産価値について~
イギリス南部のストーンヘンジには、紀元前3050年頃から、前1600年頃にかけて築かれた、世界的に有名な巨石遺跡が残っています。直径約100mの円形の台地の中心に、直径30mの環状列石が立ち、周囲に立石や土手、掘や坑が点在しています。環状列石は、等間隔に配置された重さ約25tの石柱の上に、約7tの楣石を組んだもので、高さは約4、5mもあります。これらの石は、38kmほど離れた土地から切り出されたと考えられていて、一つの石を運ぶのに、最低でも600人の手で1年以上もかかったと言われています。また、ストーンヘンジの北30kmのエーヴベリーに残る巨石遺跡は、前2600年頃に建造されたものです。1930年代に復元されたこの遺跡は、ヨーロッパ最大級の規模です。これらの遺跡の用途は、天文観測や祭祀場などが考えられていますが、いずれも推測の域を出ることはなく、謎は残されたままです。




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