サン・ジョルジオ山

  
ヨーロッパにおける世界遺産の名称と、その場所や遺産価値などを紹介しています。また、ヨーロッパに関する豆知識なども
掲載して行きますので、ヨーロッパについてもっと興味をもって頂き、身近に感じて頂く事ができたら幸いです。
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サン・ジョルジオ山


 登録範囲
サン・ジョルジオ山を中心に、メリデ、ラヴェンナ・サン・ヴィターレ、
ブルジーノ・アルシッジオの集落にまたがった地域、さらに緩衝地帯
を加えた総面積13.89ku。
 場 所
スイス/ティチーノ州

〜遺産価値について〜
サン・ジョルジオ山は、スイスとイタリアの国境付近に位置するルガーノ湖の南にそびえています。ピラミッド形をした標高1096mの山は化石の宝庫であり、約150年間で1万点以上の化石が、良好な状態で発見されています。これらの化石は、主に約2億4800万〜2億1300万年前の三畳紀のものです。脊椎動物や海生爬虫類、海洋生物など種類も多岐にわたり、体長6mの骨格をもつ生物や、現在では絶滅した魚竜類の化石も含まれています。なかでも首の長さが3mに達する魚竜タニストロフェウスの化石は、ほかの地域では見られません。この地で発見された化石は種類や数のみならず、稀少性でも世界に例がない貴重なものです。




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