猫の外傷の種類と対応
アッ、うちの猫ちゃんがケガしてる!
このとき、その傷が鋭利なナイフか何かで切られたような、スパッと切れた傷口だったら、どう対応しますか?
◆鋭利な物で切られたようにスパッと切れた切り傷
もし出血が多い場合、その出血により傷口の汚れが流れていき、感染の可能性は抑えられます。
が、やはりできれば直接圧迫法で止血してください。
それでも上手くいかない場合は、傷口よりも心臓側にある動脈を間接的に圧迫してみてください。
動脈の見つけかたは、患部にそって触っていくと、皮膚の下に血管があるのが分かります。
血が止まらないようなら傷口のある部分を高くすると、重力で血の流れが抑えられるそうなので、緊急時の応急処置に、やってみてください。
猫の外傷の種類と対応
それから、あまりにも傷が大きかったり、深かったりするなら、ほとんどの場合、獣医師による縫合が必要です。
また、指や足の切り傷も、腱を損傷することがあるため、獣医師に治療してもらったほうがいいと思います。
小さな傷だったら傷口を清潔にするだけで、ほうっておいても自然に治っていくので大丈夫です。
◆裂傷
裂傷とは、有刺鉄線により裂けた皮膚の傷のようなものが、これに当たり、鋭利な傷に比べ出血は少ないです。
◆刺し傷
刺し傷とは、爪や木片などによってできた傷のことです。
傷口に刺さっている物を取り除くと傷が悪化したり、大量出血なったり、その両方になる可能性があるので(刺さっている物は栓の役割をしている)、そのままにしておき、早急に獣医師に診てもらってください。
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